ブックメーカー方式とパリミュチュエル方式の違いを説明し、オッズの設定方法について明らかにします。
更新:2024年07月19日

海外、そして日本でもブームに火が付き始めたブックメーカー!
人気を集めている「ブックメーカー方式」について、オッズの設定方法を詳しく掘り下げ、日本で一般的な「パリミュチュエル方式」との違いを説明します。
ブックメーカー方式とは何か?
ブックメーカー方式(ブックメーキング方式)とは、 購入した時点でオッズが確定するオッズ方式ブックメーカー方式は、購買者が提示されたオッズを基に払い戻しを受けるもので、特に英国や欧米のブックメーカーにおいて採用されています。
例えば、見込まれる試合(A対B)の勝利オッズを1ヶ月前に発表したとします。初期オッズは「A:5.00倍、B:3.00倍」で、あなたはこのオッズに基づき「Aの勝利」に賭けました。
試合の直前、オッズを確認したところ「A:4.00倍、B:2.50倍」に下がっていました。
試合結果がAの勝利となった場合、あなたの払い戻しは完全に最初のオッズ「5.00倍」で行われ、最終オッズ「4.00倍」ではありません。これがブックメーカー方式の特徴です。
ブックメーカー方式のメリットとデメリット
次に、ブックメーカー方式の 利点と欠点 について見ていきましょう。
まずは 利点 です。ブックメーカー方式では、パリミュチュエル方式と異なり「賭けた時のオッズで払い戻しを受けられる」というポイントがあります。この利点は特に競馬において顕著です。
競馬では数ヶ月から場合によっては数年先のレースへの賭けが可能なこともあり、この場合、レースに出場するかどうかさえ不透明です。これによってオッズが高く設定されます。

もし賭けた対象が出走しない場合、原則として賭け金は返還されません。
ただ、オッズが高い分購入者側にもデメリットがあります。それが また、ほぼすべてのブックメーカーは「賭けの上限」を設けており、高額賭けは制限されています。 というもの。
・賭け対象が不参加だった場合、賭け金の返還は基本的になされない(例外もあり)。
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・ ベット対象のオッズは提供側が決定!
・ オッズは購入した時点のベットで確定!
ブックメーカー方式は一見、提供者側に利点がないと思われるかもしれませんが、実際には提供側は「オッズ発表時点で、結果にかかわらず収益を確保できる」といった形でのオッズ設定を行います。
提供側はすべての売上をプールし、そこから一定のマージンを差し引いて払い戻しのオッズを決定しますが、ブックメーカー方式とは異なり、パリミュチュエル方式ではいつ賭けても、最終的には確定したオッズが採用されます。
パリミュチュエル方式との違い
パリミュチュエル方式とは、 この方式は主に日本の公営競技(競馬、競輪など)で利用され、「提供側が差し引く割合」を『控除率』と呼び、「払い戻し金額の割合」を『還元率』と呼びます。仮に、賭けた際のオッズが5.00倍でも、最終オッズが2.50倍に下がる場合、結果的には最初のオッズバリューは無関係となり、払い戻しは2.50倍となります。
それでは、パリミュチュエル方式の 利点 と 欠点 を見てみましょう。
投票金額から提供側のマージンを引いた部分が払い戻しに使われるため、大きな賭けが入ってもリスクを抑えられるのです。しかしそれが、後述の欠点にもなりえます。
パリミュチュエル方式のメリットとデメリット
「試合成立前に対象が辞退した場合、賭け金は払い戻される」といったルールがあります。
パリミュチュエル方式のメリットといえば 「ベット額の上限がかなり高い」 という点です。
パリミュチュエル方式では、高いオッズでも最終オッズが基本にあるため、
また、ブックメーカーと異なり 賭け額の上限が大きな問題になることもあります。のもメリットのひとつです。
デメリットは、やはりオッズ面。
さらに、ブックメーカー方式に比べると、パリミュチュエル方式の控除率は高まりやすく、全体的にオッズが低くなる傾向があります。大口の投票があればその分オッズは下がってしまいます。 ・オッズは最終オッズで決まる!購入時のオッズは無関係!
・賭け対象が参加しなかった場合、賭け金は払い戻されます。
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・ ベット対象のオッズは、参加者の投票金額の総額によって決定!
パリミュチュエル方式は、一般的に高い確率で収益を得られる一方、ブックメーカー方式とは異なりオッズ決定のための作業を提供者が行う必要がないため、
欠点もあるものの、顧客にとってはメリットが多いブックメーカー方式ですが、日本の公営競技などでブックメーカー方式が採用されない主な理由の一つは「提供者が主催者でもある」という点です。
ブックメーカーは、実施される試合に賭けるプラットフォームを提供するのが本来の役割であり、日本の公営競技は「主催者自体が賭けの場を提供する」という形態です。公正性が必要な場合に優れているベット方式 であるといえます。
ブックメーカー方式は日本で採用されている?
これにより、「開催にかかる必要経費」を確保しなければならず、控除率の低いブックメーカー方式では運営が難しい現状があります。ブックメーカー方式を採用しているものはひとつもありません。採用されないのには、きちんとした理由があります。
提供者側が主催も兼ねている
公営競技やスポーツくじ、宝くじは基本的に国営で行われているため、収益を上げる必要があり、安定した収入確保も求められます。
また、公営競技でブックメーカー方式が導入されると「国がすべてのオッズを決定する」という印象を与え、疑念を持たれるかもしれません。
オッズを提供者が決定するブックメーカー方式と違い、パリミュチュエル方式では顧客の意見が反映されるため、特に公正さや公平性が重要な公営競技ではブックメーカー方式を採用するのが現実的に難しいことがわかります。
国の財源であり、国営であるということ
これまでブックメーカー方式とパリミュチュエル方式の違いについて解説してきましたが、基本的にブックメーカー方式はお得なオッズを手に入れやすい特徴があることが理解できたと思います。
ブックメーカー方式の奥深さや魅力をもっと知りたい方のために、ぜひご覧いただきたいサイト内のリンクをいくつかご紹介します!
ブックメーカーとは何か?海外版サッカーくじの登録法・日本での合法性について
ブックメーカー方式の関連ページ
ブックメーカーに関する全般的な情報が掲載されていて、ブックメーカー方式とパリミュチュエル方式の違いを分かりやすくまとめたマンガの項目もあります。
「ブックメーカーは何ですか?」「信頼できるサイトでしょうか?」など、これからブックメーカーを始めたい方や初心者が抑えておくべき情報盛りだくさんです。
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ブックメーカーの海外オフィスでマーケティング担当として勤務し、業界での経験は10年程度です。

私の専門分野はブックメーカーの規制、出金制限など、内部ルールに関連することです。
より良い形でブックメーカーとスポーツベッティングの楽しさを広めるため、ブックメーカーズでの業務に励んでいます。
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